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2007年10月18日

「子供にまともな教育を」

象牙海岸に希望の寺子屋
すばらしい事だと思います。
教育や教養を学ぶことで少しでも可能性が広がっていくと思います。

 「子どもらにまともな教育を」?。内戦終結後も混乱が続く西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンで、コートジボワール在住約27年の園田和子(そのだ・かずこ)さん(59)らがつくる非政府組織(NGO)「CARAS」がことし9月、アパートの一室にある事務所で“寺子屋”を開き、地元の子どもたちに算数や音楽などを教え始めた。入学志望者が相次いでおり、既存の学校での教育に不満を持つ親や子どもが関心を寄せている。

 「タン、タン、ターン」。朝9時半、アパートから子どもたちが楽しそうに手で拍子を取る音が聞こえてきた。園田さんが担当する音楽の授業の始まりだ。園田さんのピアノに合わせて歌い、音符の勉強もしている。生徒は10歳未満の子どもが中心だ。
 月曜から金曜の毎日、朝8時半から午後2時まで授業が行われる。授業で使われる言語はコートジボワールの公用語のフランス語ではなくて英語。園田さんは「これからは英語の時代だから」と説明する。
 「ここでの授業はとっても楽しい」。音楽の授業に出席したマリーヘレン・カンガさん(8)がにっこり笑った。「特に算数が好き。将来はお医者さんになって多くの患者を助けたい」と夢が膨らむ。

 フランス語で「象牙海岸」を意味するコートジボワールは、かつて「象牙の奇跡」といわれるほど経済成長が著しく、政情も安定したアフリカの優等生だった。ところが1999年に軍事クーデターが起き、2002年には内戦に突入、反政府勢力が支配する北部と政府支配の南部に分断状態になった。
 コートジボワール人の夫と長年、アビジャンで暮らす園田さんは「初めて訪れたときに比べ、この国の教育は日に日に悪くなっている」とこぼす。政府と反政府勢力は03年、内戦終結で合意し、和平プロセスが進められているが、手当の未払いに不満を抱く教師らが今もストを繰り返すなど既存の学校は「崩壊状態」という。

 「何かしなければ、との思いから教室を開いた。教育は親(の世代)の責任。子どもらがどんな環境でも生きられるために必要なものを教えたい」。園田さんは熱っぽく語る。内戦は終わっても、子どもたちにまだ本当の平和は訪れていないようだ

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